通常心拍トレーニングをするには、心拍計測用の胸ベルトを胸に装着しなければなりませんでしたが、装着する手間や装着中の煩わしさについてお客様より多くご意見を頂いておりました。
エプソンの「省・小・精」の技術を集結させることにより「腕」で脈拍計測することを可能とし、より簡単に、より手軽に心拍トレーニングを実現します。
腕に脈拍センサー部分をしっかり装着させ、センサーからのLED光を皮膚内の血管に照射。血中のヘモグロビンが光を吸収するという性質を利用し、ヘモグロビンが吸収せずに皮膚内部から戻ってきた光を受光素子で測定し、入る光量の多寡により脈拍を計測します。
計測精度を高めるためにエプソン独自のフィルターを採用。脈拍計測に必要なLED反射光のみ捕える「角度制限フィルター」、太陽光などの外光を除去するための「多層薄膜フィルター」2つのフィルターにより、計測するための諸条件を確実に確保し、効率的な計測を実現。
従来脈拍計測するには3つのICが必要だったが、エプソンのコア技術により3つのICを1つの専用ICに統合。これによりICは従来の50%サイズになり、製品の小型化を実現。
当社の脈拍センサーは光学方式を採用しております。光学方式の技術的制約により、装着状態、運動内容、血行状態が悪い場合や、お客様の体質的な個人差より正しく脈拍計測できなかったり、不正確な値を表示する場合があります。
手や腕を激しく動かす、手首をスナップさせる、物を強く掴み動かす、腕を上下に動かす運動では、脈拍が取れにくい場合があります。
計測が上手くいかない場合は、よりきつく装着する、上部の腕の太い部分に装着するなど装着状態の調整を行ってください。
また肌温度が下がると血液量が低下し、計測しにくくなります。
その場合は、ウェアなどで装着部分を温めたり、汗による冷えを避けるためこまめに汗を拭きとるなどして対処願います。
(注) | ご利用時の推奨運動:ウォーキング、ランニング、トレッドミル、サイクリング(上り坂等の高強度のものを除く) |
肌が弱い方などは、装着状態や汗などによりかゆみや炎症を生じる場合があります。(注1)(注2)
装着状態の見直しや、こまめに汗を拭うなどのほか、機器を定期的に洗うなど(注3)常に清潔な状態でご利用ください。
症状が改善されない場合は、速やかに使用を中止し、皮膚科などの専門医にご相談ください。
(注1): | LEDの発光には日焼けの要因となる紫外線は含まれておりません。 |
(注2): | 発光による温度上昇は極わずかで低温火傷に至りません。 |
(注3): | (1)機器本体は水で軽く洗い、よく乾燥させてください。 (2)センサー部など汚れがつきやすい場所は、毛先の柔らかい歯ブラシなどで汚れを取り除き、水ですすいでください。 (3)ガラス面は傷がつきやすいため、強くこすらないでください。 |
機器を取り外し放置した状態で、脈拍センサーが点灯し続け脈拍数を表示することがあります。
これは、脈拍センサーに光(注4)が入ることにより、計測中と誤判定したことによるもので、機器の不具合ではありません。
(注4): | 机などに反射した脈拍センサーの光、太陽光、照明の光など。 |
本製品は医療機器ではありません。運動の目安としてご使用ください。